加齢黄斑変性|大阪市住吉区 たかおか眼科クリニック|レーザー治療

たかおか眼科クリニック
大阪市住吉区南住吉1丁目4-7 メディカルセンター長居2F TEL:06-6608-1000

加齢黄斑変性

加齢黄斑変性とは

加齢黄斑変性とは、ものを見るのに最も重要な「黄斑」が加齢に伴い異常を来す疾患です。 先進国において、成人(特に50歳以上)の中途失明の主な原因となっております。 日本でも患者数が増加しており、その誘因として喫煙や太陽光などが指摘されており、男性に多い疾患と言われています。 萎縮型と滲出型の2種類があります。

萎縮型加齢黄斑変性とは

萎縮型加齢黄斑変性

加齢に伴い網膜の細胞が変性し、老廃物が蓄積するため栄養不足となります。その結果、網膜の細胞が徐々に萎縮していくタイプです。

症状としては、物がゆがんで見えたり、見えにくくなります。
進行は緩やかですが、場合によっては異常血管を伴う滲出型に移行する可能性があるため、注意深く経過観察する必要があります。

滲出型加齢黄斑変性とは

滲出型加齢黄斑変性

網膜の奥にある、脈絡膜から異常血管(脈絡膜新生血管)が生えるタイプです。
新生血管はもろく、破れやすいため血液成分が滲み出てきます。
この滲み出てきた水分(滲出液)や血液が黄斑の網膜に溜まると、視力が下がり、物がゆがんで見えたり、見ようとしている部分が影になって視野が欠けるようになります。

異常血管から大量に出血した場合は失明に至る可能性があります。こまめに眼底検査を受けて頂く必要があります。

加齢黄斑変性の検査

視力検査

他の目の疾患と同様に、視力検査はやはり重要な検査です。特に矯正視力は診断において重要で、矯正視力が1.0以上出ないようなら何らかの異常があると推測します。

眼底検査

目の奥に光を当てて網膜を直接観察し、網膜やその血管の状態を調べます。散瞳(点眼により瞳孔を大きくすること)のうえ検査をすると、広範囲の網膜の状態を把握できます。

蛍光眼底造影検査

腕の静脈から蛍光色素の入った造影剤を注入しながら眼底カメラで目の奥の血管を観察し、血管の形状や血液の流れ、網膜の血管からの血液成分のもれなどを調べます。

蛍光色素にはフルオレセイン(FA)とインドシアニングリーン(IA)の2種類があり、フルオレセインは網膜の状態を、インドシアニングリーンは脈絡膜の状態を把握するために用いられます。

光干渉断層計(OCT)検査

眼底に近赤外線を当て、その反射波を解析して、層構造をした網膜の断層像を描出し、網膜の状態を調べます。網膜の微細な変化を把握することができ、治療方針の決定に不可欠な検査です。

OCTアンギオグラフィー(OCTA)

OCTを用いて眼底の血流を描出する新しい検査法です。蛍光眼底造影検査と役割が似ていますが、造影剤を使用しないため検査が簡便で、造影剤による気分不良やショックがないため患者様にも受けて頂きやすい検査です。

加齢黄斑変性の治療

萎縮型の治療

加齢黄斑変性治療サプリメント

基本的には経過観察となります。喫煙している方は禁煙が必要です。
栄養バランスの良い食事を摂り、補助的にサプリメントを服用することが進行予防に有効とされています。

滲出型の治療

① 抗VEGF治療
脈絡膜新生血管の成長や出血、滲出液の漏出にはVEGF(血管内皮細胞増殖因子)という物質が関与しています。そのためVEGFの働きを抑える薬剤を目に注射することで症状を改善することが出来ます。
② ステロイド治療
脈絡膜新生血管の成長や出血、滲出液の漏出には炎症が関与しています。炎症を抑えるステロイド剤を白目に注射することで症状を改善します。
③ レーザー治療
脈絡膜新生血管をレーザーによって直接焼く方法です。新生血管だけでなく、網膜の細胞も焼けてしまうので、視力にとって最も大事な黄斑の中心近くにはレーザーを照射することが出来ません。
④ 光線力学療法(PDT)
光に反応する特殊な薬剤を腕から注射し、弱いレーザーを照射することで脈絡膜新生血管を閉塞させる治療法です。
網膜に影響を与えない程度の弱いレーザーなので、黄斑の中心近くにも照射することが出来ます。
ただし、光に反応する物質が体に残っている数日間は、日光などの強い光を浴びることが出来ません。
⑤ 硝子体手術
目の中は硝子体と呼ばれる、透明なゼリー状のもので満たされています。
脈絡膜新生血管からの出血が硝子体に及んだ場合(硝子体出血)、出血が黄斑網膜の下に溜まった場合(黄斑下出血)、網膜剥離を伴うような失明のリスクが高い場合など、かなりの重症例のみが手術の対象となります。

PAGE TOP